石破茂自民党総裁選誕生!今後の方針は?

9月27日、自民党総裁選が行われました。1回目の投票ではいずれの立候補者も過半数に届かなかっため、1位の高市早苗氏と2位の石破茂氏で決選投票が行われ、石破茂氏が勝利し、第28代総裁となりました。

石破新総裁は9月30日に新しい党執行部を発足させ、翌日の10月1日に新内閣を組閣します。

党の役員には、副総裁に菅義偉前首相、幹事長に森山裕氏、総務会長に鈴木俊一財務相、政調会長に小野寺五典元防衛相、選挙対策委員長に小泉進次郎元環境相、国会対策委員長に坂本哲志農林水産大臣、幹事長代行に福田達夫元総務会長、党の最高顧問に麻生太郎副総裁を起用する方針です。

新内閣の閣僚人事は、官房長官に林芳正氏、外務大臣に岩屋毅元防衛相、財務大臣に加藤勝信元官房長官、防衛大臣に中谷元元防衛相、文部科学大臣に阿部俊子氏、厚生労働大臣に福岡資麿参議院政策審議会長、農林水産大臣に小里泰弘氏、経済産業大臣に武藤容治氏、国土交通大臣に斉藤鉄夫氏、環境大臣に浅尾慶一郎参議院議院運営委員長、経済再生担当大臣に赤澤亮正氏、経済安全保障担当大臣に城内実氏、デジタル大臣に平将明氏、地方創生担当大臣に伊東良孝氏、こども政策担当大臣に三原じゅん子氏、総務大臣には村上元行政改革担当大臣、国家公安委員長に坂井元官房副長官、復興大臣には伊藤忠彦氏、法務大臣に牧原秀樹氏を起用する方針です。

石破新総裁は10月1日に衆参両院の総理大臣指名選挙で第102代総理大臣に選出された後、新内閣を発足させるとしています。

政権の方針として、石破新総裁は岸田政権を基本的に引き継ぐ姿勢を示しています。

石破新総裁は衆議院の早期解散の意向を示しました。10月1日に召集される臨時国会で、10月9日に衆議院を解散し、10月15日に公示、10月27日に衆議院選挙の投開票を行う日程を軸に準備を進めています。衆議院の早期解散には、政権発足の勢いに乗り、短期決戦で勝利を収めたいとの思惑があるとされています。

党総裁選勝利は高市氏が勝利すると市場では織り込まれていました。そのため、石破茂氏の党総裁選勝利のニュースを受けると、ドル円相場では円の買い戻しが起き、円高方向に加速しました。この他、石破新総裁が物価高を問題視する姿勢を示していたことから、日銀の利上げ観測が高まったことも、円高に進んだ理由の一つです。

ドル円相場は現在、1ドル142円台中盤で推移しています。

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