FRBが公定歩合議事要旨発表!2連銀が引き下げを要請

米連邦準備理事会(FRB)は8月27日、7月の公定歩合会合の議事要旨を公表しました。

議事要旨によると、12地区の連銀のうち、2つの地区の連銀が公定歩合の0.25%ポイント引き下げを求めたとのことです。引き下げを求めたのは、シカゴ地区連銀とニューヨーク連銀です。なお、残りの10地区の連銀は公定歩合を5.5%に維持するよう求めたとのことです。

議事要旨によると、経済状況は全体的に次の通りです。

  • 経済活動はおおむね安定している
  • インフレの緩和が多くの地区で見られる
  • 労働市場はさらに均衡化が進んでいる
  • 賃金の伸びは大部分の地区で安定化または鈍化している

公定歩合はFOMCが決定する政策金利と連動します。なお、7月のFOMCではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25~5.50%に据え置くことが決定されました。FRBが8月21日に公表したFOMC議事要旨によると、当局者の「大多数」が、経済指標がほぼ予想通りであれば、9月の会合で「金融政策を緩和することが適切となる公算が大きい」との見解を示していました

また、8月23日のジャクソンホール会議で、FRBパウエル議長は、「金融政策について調整する時が来た」と述べ、9月のFOMCで利下げに踏み切る可能性を示唆しました。

市場はすでに9月の利下げを確実視しており、日米の金利縮小を踏まえ、ドル売り傾向にあります。ドル円は現在、1ドル144円前半で推移しています。

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