ジャクソンホール会議でパウエル議長が9月利下げを示唆!

8月22日~24日、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)がワイオミング州ジャクソンホールで開かれました。ジャクソンホール会議には、FRBパウエル議長が出席し、講演を行いました。

パウエル議長は、「金融政策について調整する時が来た」と述べ、9月のFOMCで利下げに踏み切る可能性を示唆しました。これは、長期にわたるインフレ抑制のための金融引き締め政策からの転換を意味します。

さらに、「インフレ率は2%の物価目標に持続的に向かっているという私の自信は深まった」と述べ、インフレ抑制策の効果が現れていることを示しました

なお、労働市場に関しては、「労働市場の冷え込みは明白で、もはや過熱状態にはない」と述べ、そして、「労働市場のさらなる冷え込みを求めることも歓迎することもない」と発言し、雇用状況のさらなる悪化を望んでいないことを明確にしました

短期金利市場では、年内に1.0%の利下げを行うことを織り込んでいます。なお、9月の利下げでは0.25%ポイントの利下げを行い、どこかの時点で0.5%ポイントの大幅利下げを行うと見ています。

ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を受け、ドル売りが加速しました。週明けのドル円相場はこの流れを引き継ぎ、現在1ドル143円半ばで推移しています。

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