米テネシー州ナッシュビルで開催された「ビットコイン・カンファレンス2024」の基調講演にドナルド・トランプ前大統領が登壇し、大統領選に当選した暁の暗号資産政策を語りました。
- 米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長を解任する。
- 暗号資産政策に関する大統領諮問委員会を設置する。
- 米司法省が保有する約21万BTC(134億ドル相当)を売却せず、国家戦略的な備蓄に充てる。
- 米国政府による中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発を中止する。
- ステーブルコインの枠組みを創設する。
- ビットコインのマイニングを支援する。
さらに、「われわれが仮想通貨とビットコインの技術を受け入れなければ、中国や他の国が業界を支配するだろう。中国に支配させるわけにはいかない。実際のところ、彼らはすでにかなりの進歩を遂げている」と暗号資産分野で中国に対して後れを取ることの危機感を強調しました。
トランプ前大統領は暗号資産に対して強硬な姿勢を取るバイデン政権と対比する形で、暗号資産政策を語りました。「バイデン-ハリス政権による暗号資産とビットコインへの弾圧は間違っており、我が国にとって非常に悪いことだ」、「もし彼らがこの選挙に勝ったら、君たちの誰もがいなくなるだろう。彼らは凶悪になる。冷酷になるだろう。信じられないようなことをするだろう」と述べ、さらに、「ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領の「反暗号資産十字軍」を解体する」と約束しました。
トランプ前大統領のビットコイン・カンファレンス2024での基調講演を受け、ビットコインは反発しました。現在、1ドル6万8000ドル中盤で推移しています。
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