7月23日のドル円相場は円高方向に推移し156円前半で取引を終えました。
主な要因としては、自民党の茂木幹事長の発言があります。茂木幹事長は7月23日が日銀に対し、「段階的な利上げの検討も含めて、金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と発言しました。市場関係者はこの発言を政府与党幹部から日銀への注文と受け取り、円の買戻しが進みました。
また、日経平均株価が一時500円以上値下がり、アジア株も軒並み下落しました。これを受けて、キャリー取引の解消と見られる円買いが活発化しました。
本日のドル円相場は前日の流れを受け、1ドル155円台で推移すると上値の重い展開になると予想されます。ただし、支持線を抜けた155.30~40円を下抜けた場合、一段の円高に進む可能性があります。ドル円相場は現在、1ドル115.7円台で推移しています。
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