SECが遂にイーサリアム現物ETFを承認!次の動きは?

米国証券取引委員会(SEC)は7月22日、イーサリアム現物ETFを承認しました。7月23日より、ナスダック、ニューヨーク証券取引所、シカゴ・オプション取引所などの各証券取引所で取引が開始されます。

上場するのは以下の銘柄です。

  • フィデリティ・イーサリアム・ファンド
  • インベスコ・ギャラクシー・イーサリアムETF
  • ヴァンエック・イーサリアムETF
  • 21シェアーズ・コア・イーサリアムETF
  • iShares・イーサリアム・トラスト(ブラックロック)
  • ビットワイズ・イーサリアムETF

イーサリアム現物ETFの承認は、長い間待ち望まれてきたものでした。過去にも何度か承認申請が出されていましたが、SECはいずれも不承認としていました。しかし、近年におけるイーサリアムの知名度向上や市場規模の拡大を受け、SECもようやく承認に踏み切ったと考えられます。

イーサリアム現物ETFの承認は、イーサリアムの価格を大きく上昇させると考えられています。ビットコイン現物ETFが今年1月に承認された時には、ビットコインは2ヶ月で58%以上上昇しました(ビットコインの場合は現物ETFの承認の他、半減期も重なったので、ここまで急騰したと考えられます)。

ETF Store社長ネイト・ジェラチ氏は、現在のイーサリアム現物市場はビットコイン現物市場の3分の1以下であるため、「イーサリアム現物ETFの需要はビットコイン現物ETFの3分の1程度になる」と述べています。なお、ビットコイン現物ETFの資金流入は累計で170億ドルを超えています。

イーサリアム現物ETFの次は、イーサリアム現物ETFにステーキングの追加に動くと見ています。承認されたイーサリアムETFには当初、ステーキングのコンポーネントがあったが、SECは過去にステーキングサービスを問題視していたため削除されました。

イーサリアム現物ETFのステーキングについて、業界関係者は、承認されるかどうかではなく、いつ承認されるかだと見ています。ブルームバーグETFアナリストのジェームス・セイファート氏は、「もしではなく、いつかの問題だと思う。その時期がいつなのかを見極めることだ」と述べました。暗号資産ベンチャーキャピタルの最高法務責任者ジェイク・チェルヴィンスキー氏は、「SECがイーサリアム現物ETFのステーキングを阻止しなければならない理由はない。時間はかかるだろうが、『もし』ではなく、『いつ』の問題だ」と述べました。

現在、イーサリアムは1ETH3400ドル中盤で推移しています。

免責事項
トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。