1月の米景気先行指が予想外に悪化するも景気後退は示唆せず

米国の調査会社コンファレンス・ボード(CB)は2月20日、1月の米景気先行指数を発表しました。結果は102.7と前月より0.4%低下しました。23ヶ月連続のマイナスであり、12月の前月比-0.2%よりも悪化し、市場の予想を下回りました。この結果は、新型コロナウイルスのパンデミックによって景気後退に陥った2020年4月以来の低水準でした。

CBの指標担当者ジャスティナ・ザビンスカ・ラ・モニカ氏によると、「製造業の週当たり労働時間が減少を続け、イールドスプレッドがマイナスを続けたため、米景気先行指数は1月に一段と低下した。米景気先行指数の低下は引き続き経済活動への逆風を示唆しているが、過去2年間で初めて、過去6ヵ月間で初めて米景気先行指数の10要素のうち6要素がプラスに寄与した。その結果、現在のところ景気後退を示唆していない。2024年の景気後退は予測していないが、第2四半期と第3四半期の実質GDP成長率は0%近くまで鈍化すると予想している」とコメントしました。

2月20日はこの他、2月フィラデルフィア連銀非製造業活動が発表されました。結果は1月は-3.7から悪化して-8.8でした。

1月の米景気先行指数と2月フィラデルフィア連銀非製造業活動の結果を受け、米長期金利が低下しました。そのため、ドル売りが加速し、ドル円相場は心理的な節目である150円を一時割り込みました。ドル円相場は現在1ドル150円台で推移しています。

本日、1月開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が発表されます。そのため、ドル円相場は現在、様子見ムードになっています。

ドル円相場は現在1ドル150円台で推移しています。

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