ビットコイン現物ETF 今日承認か?承認間近で揺れ動くビットコイン!

暗号資産市場では現在、米証券取引委員会(SEC)のビットコイン現物ETFの承認に対する期待が最高潮に高まっています。市場関係者の多くが今日(1月10日)に承認されると予測しています。なぜなら、ARKインベストと21シェアーズが申請したビットコイン現物ETFの最終承認期限が1月10日に迫っているからです。ビットコイン現物ETFを申請しているヴァンエックとヴァルキリーのCEOは自社のETFが承認され、1月11日には取引が始まると見ています。

ビットコインは期待に後押しされ、1月8日には一時4万7000ドルを突破しました。これは2022年4月以来のことです。しかし、4万7000ドルの突破は、フェイクニュースによるものでした。

1月9日、SECのX(旧Twitter)アカウントで、「本日、SECはビットコインETFのすべての取引所への上場を承認した。承認されたビットコインETFは投資家保護を保証するため、継続的な監視とコンプライアンス措置の対象となる」とポストしました。

しかしながら、このポストはフェイクニュースでした。SEC委員長ゲーリー・ゲンスラー氏はXで、「SECのXアカウントがハッキングされ、不正なポストがされた。SECはビットコイン現物ETFの上場と取引を承認していない」とポストしました。

フェイクニュースを受け、ビットコインは約2.5%上昇し、4万7000ドルを超えました。しかし、SECのビットコイン現物ETF承認の発表がフェイクニュースであることがわかると、約7%下落しました。

また、ゲーリー・ゲンスラー氏はビットコイン現物ETF承認の期待による暗号資産市場の過熱に対してXで、「暗号資産への投資を検討している場合、次のことに留意すべきである」と注意喚起しています。

具体的には、以下の通りです。

  • 暗号資産への投資は非常にリスクが高く、ボラティリティが高い。主要な取引所が破綻したりトークンが崩壊し、価値が失われている。暗号資産への投資は重大なリスクにさらされ続けている。
  • 詐欺師は暗号資産の人気を利用して個人投資家を詐欺にかけている。暗号資産には、詐欺コイン、ねずみ講、ラグプルが蔓延している。

暗号資産の詐欺に関しては、以下の記事で詐欺師の手口、対策、対処法を紹介しているので、投資する前に一度ご覧ください。

なお、市場関係者の中には、ビットコイン現物ETF承認後、価格が下落すると予測している人も少なくありません。なぜなら、「噂で買って事実で売る」という相場格言があるからです。ビットコイン現物ETF承認の市場への影響について、暗号資産分析企業K33リサーチは、1月10日までにビットコイン現物ETFが承認されると予測した上で、「事実売りになる可能性は前週の予測(売りが優勢となる確率75%)よりも小さくなっている」と発表しました。その理由として、「市場はETF承認の発表による利確に対応できるほど強固になっている」と挙げています。しかし同時に、ビットコイン現物ETFが承認がされた際、価格が大きく変動する可能性があると見ています。

今日はビットコイン現物ETFのニュースから目が離せません。現在、ビットコインは1BTC4万6000ドル前後で推移しています。

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免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

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この記事を書いた人

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