米連邦準備理事会(FRB)は1月3日に、2023年12月12日から13日に開いたの連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。議事要旨によると、FRBはインフレ抑制のために金融引き締めを当面継続する姿勢を示したものの、過度な政策が経済の減速や景気後退へ与える影響に対する懸念も表明し、利下げを慎重に検討する姿勢であることが明らかになりました。
これまで市場参加者の多くは、利下げは今年半ばにも利下げが始まると見ていました。しかし、この議事要旨の内容を受け、早期利下げ観測が後退しました。
また、1月3日のニューヨーク市場では長期金利(10年物米国債利回り)が上昇しました。また、能登半島地震により日銀の早期マイナス金利解除の観測が後退しました。
これらを受け、ドル円相場は円売りドル買いが加速し、円安に大きく進みました。
現在、ドル円相場は143円台前半で推移しています。
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