私はこうしてFX詐欺に騙された…

FXの投資詐欺が増えています。中でも多いのが、SNSを通じたFX詐欺です。例えば、12月2日、札幌・中央警察署は、札幌市中央区の50代男性が約9000万円をだましとられる特殊詐欺事件があったと発表しました。

ここ数年で増えているFX投資詐欺には共通する手口があります。

被害者はネット上で投資広告を見ます。そして、その広告をクリックすると、LINEグループに誘われます。LINEグループに誘われると先生がいます。先生は投資で稼ぐためのアドバイスをします。そして、先生はFX会社の口座開設に誘導します。

LINEグループの中には「先生のアドバイス通りに取引したら稼げました」という喜びの声があります。また、「私も稼ぎたくて口座を開設しました」と振込明細までアップする人もいます。

FX会社に口座を開き、先生の指示に従ってトレードすると、面白いように勝ちます。そして、利益がどんどん膨らんでいきます。

そして、利益を出金しようとすると、「マネーロンダリングの疑いがある」と出金拒否されたり、「出金するために税金を払わなければならない」と追加費用の入金を催促されます。ここで追加費用を支払ったとしても、今度は他の理由で難癖をつけられて、さらに費用を要求され、一向に出金されません。

この時点で、多く人が「騙された」と気づきます。

この詐欺手口にはいくつかのカラクリがあります。

  • LINEで「稼ぎました」と報告する人や振込明細をアップした人はサクラで、詐欺グループのメンバーです。
    彼らの役割は「お金を稼ぎたい」という欲望を駆り立て、「他にも振り込んでいる人がいるから安心」と信用を得ることです。
  • 先生のアドバイスが面白いように勝つ理由は、MT4やMT5の相場を詐欺師が操作しているからです。

「投資広告 → LINEグループに誘導 → 詐欺会社に誘導」という手口は最近よく使われる手口で、同じ詐欺グループによる犯行の可能性があります。

例えば、FULTON FXというニュースになった詐欺会社も同じ手口を使っています。

また、このLINEグループに登録すると、あなたのLINE IDが詐欺グループに知られているため、投資で稼ぐ系の胡散臭いLINEグループに勝手に招待されるようになります。

LINEグループで勧誘されるFX会社は詐欺の可能性が高いです。
リスクが高いので、勧誘されても絶対に利用しないでください。

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。