エルサルバドルが南北アメリカ大陸のシンガポールになる!?鍵を握るのはブケレ大統領の再選か?

「ビットコインを世界で初めて法定通貨にした国家エルサルバドルが南北アメリカ大陸のシンガポールになるかもしれない」と、米資産管理会社ヴァンエック(VanEck)の戦略アドバイザーであるガボール・グルバックス(Gabor Gurbacs)氏がX(旧Twitter)でポストしました。南北アメリカ大陸のシンガポールとは、南北アメリカ大陸の金融ハブという意味です。

グルバックス氏は、エルサルバドルが南北大陸のシンガポールになる理由として、以下の要素を挙げています。

・エルサルバドルへの移民の継続的な増加
・エルサルバドルへの資本投資
・エルサルバドルの全体的な成長

グルバックス氏は、米国の著名金融・経済ジャーナリストでビットコイン強気派のマックス・カイザー(Max Keiser)氏の「エルサルバドルへ移住しよう、ここは自由の新天地だ」というポストを受け、「エルサルバドルが南北大陸のシンガポールになる」とリポストしました。

なお、エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)現大統領は2024年2月の大統領選に向け、10月26日に出馬を届け出ました。ブケレ大統領は2021年9月にビットコインをエルサルバドルの法定通貨にした大統領です。ビットコインを法定通貨に定めた他、ビットコインベースの債券ボルケーノ債券の発行など、ビットコインにまつわる政策を推し進めてきました。

また、ビットコインに関する政策の他、治安強化にも努めており、ブケレ大統領の就任以降、エルサルバドルンの治安は良くなっています。彼は今年、「2023年5月10日は、全国の殺人件数ゼロだった。これで365日、丸1年、殺人事件がない」とXにポストしました。

ブケレ大統領が立ち上げた政党ヌエバス・イデアス党(Nuevas Ideas)の支持率は70%に達しており、出馬すれば当選は確実視されています。

エルサルバドルでは大統領の連続再選が憲法違反ですが、最高裁憲法法廷の解釈によって2021年9月、ブケレ大統領が2期連続で大統領選に出馬することを認めました。しかし、ブケレ大統領が再選のための出馬を表明したのと同じ日、弁護士らが違憲だとして、最高選挙裁判所に異議申し立てました。エルサルバドルが南北アメリカ大陸のシンガポールになれるかどうかは、ブケレ大統領の2期目の就任に懸かっているのかもしれません。

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