9月FOMC議事要旨公開! 大多数が大幅利下げ支持も慎重論あり

9月17日~18日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開されました。

議事要旨によると、全ての参加者が利下げは適切だと考えており、大多数の参加者が0.5%ポイントの大幅利下げを支持しました。しかし一方で、一部の参加者は0.25%ポイントの利下げを好ましいと考えていました。彼らは、「より慎重なアプローチを取ることで、将来の政策の柔軟性を確保できる」と主張しています。

今後の金融政策については、9月の決定が将来の利下げペースを確約するものではないという点で幅広い合意があったことが強調されています。多くの参加者は、今後のデータや経済見通しに応じて政策を調整する必要性を指摘しました。また、全員が現在の政策スタンスは引き締まっているという認識で一致しましたが、その程度については見解に幅がありました。

労働市場については、働市場の軟化を受けて2024年下半期の成長率見通しを下方修正しました。失業率の上昇や雇用創出ペースの鈍化が予想されています。また、参加者のほぼ全員が、「インフレの上振れリスクは低下し、雇用の下振れリスクが強まった」と判断しました。

市場はこの議事要旨を比較的冷静に受け止め、ドル相場への影響は限定的でした。投資家の間では、FRBが今後も慎重な姿勢を維持し、急激な金融緩和には踏み切らないという見方が強まっています。

ドル円相場は現在、1ドル149円台前半で推移しています。

本日、9月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。今後の連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースを占う上で重要な指標となります。

免責事項
トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。