FTX破産手続き終了!165億ドルの返済へ

10月7日、デラウェア州連邦破産裁判所のジョン・ドーシー判事は、FTXの破産更生計画を承認し、FTXの2年間の破産手続きは終了しました。今後、FTXは最大165億ドルの回収資産を債権者へ返済していく計画です。

FTXは2022年11月に破綻した当時世界第2位の暗号資産取引所です。姉妹会社であるアラメダ・リサーチの財務状況がリークされ、それが引き金となって、多くのユーザーが資金の引き出しに殺到し流動性危機に陥り、破綻しました。破綻後、顧客資産の不正流用(約100億ドルを姉妹会社に貸し付け)、放漫な経営管理体制、財務情報の不透明性、経営者による不適切な資金使用(不動産購入など)が発覚し、創業者のサム・バンクマン・フリード氏をはじめ、関係者が罪に問われました。なお、サム・バンクマン・フリード氏は25年の禁固刑、アラメダ・リサーチ元CEOキャロライン・エリソン氏は懲役2年の判決を受けました。

FTXの返済計画は以下の通りです。

  • 債権者の98%が、2022年11月時点の口座残高の約119%を受け取ることになります。
  • 返済額の基準は、FTXが実際に破産した時点の資産価値となります。
  • FTXのネイティブトークンであるFTTの価値はゼロとされ、返済計画から除外されました。

FTXのCEOであるジョン・J・レイ3世は、「この計画の承認を重要な節目」と評価し、「世界中の200以上の管轄区域にわたる債権者への分配準備を進めている」と述べています。

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