8月の全国消費者物価指数発表!予想通りの結果に

総務省は9月20日、8月の全国消費者物価指数(CPI)を発表しました。2020年を100とすると、総合指数は109.1で、前年同月比は3.0%の上昇でした。生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は108.7となり、前年同月比2.8%の上昇を記録しました予想通りの結果となりました。この上昇率は4カ月連続で拡大しており、日本銀行の目標である2%を29カ月連続で上回っています

物価上昇の主な要因としては、エネルギー価格の上昇、円安の影響、原材料費の高騰が挙げられます。エネルギー価格の上昇は原油価格の高騰や円安の影響により、電気代やガソリン価格が上昇しています。円安の影響は輸入品の価格上昇につながり、食料品や日用品の価格に影響を与えています。原材料費の高騰は世界的な供給制約や需要回復により、多くの原材料価格が上昇しています。

生鮮食品とエネルギーを除いたコアコアCPIは107.4で、前年同月比2.0%の上昇でした。これは、エネルギー以外の幅広い品目で物価上昇が続いていることを示しています。

本日、日本銀行の植田和男総裁が金融政策決定会合後に記者会見を開きます。コアCPIが予想通りであるため、今までの姿勢を崩さず、追加利上げに関して言及する可能性があります。そのため、植田和男総裁の発言を警戒して、ドル円相場は上値の重い展開になると見込まれます。

現在、ドル円相場は1ドル142円前半で推移しています。

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