8月米CPI発表!0.25%ポイントの利下げの予想が優勢に

米労働省は9月11日、8月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。結果は前年同月比2.5%となり、7月の2.9%から低下しました。これは2021年2月以来の低水準となります

前月比では0.2%増と、7月と同水準でした。コアCPI(変動の大きい食品とエネルギーを除く)は前年同月比3.2%で、7月と同水準でした。ガソリン価格の下落が総合インフレ率の低下に寄与しました。ガソリン価格は前年比約10%下落しています。住宅関連費用は依然として高く、8月は前月比0.5%上昇しました

8月CPIを受け、市場では、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げが実施されるという予想が優勢になりました。なお、9月6日の8月雇用統計発表時には0.5%ポイントの利下げ観測が優勢でした。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedWatchツールでは9月のFOMCでの0.25%ポイントの利下げの確率が85%に上昇し、一方で0.5%ポイントの利下げの確率は15%まで低下しました。

8月CPIの発表後、米国債利回りが上昇上昇し、それに伴ってドル円相場はドル買いが進み、142.5円台まで上昇しました。しかしその後、米10年債利回りが低下し、ドルが売られました。141.2円台まで下落しました。ドル円相場は現在、1ドル142.3円台で推移しています。

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