7月米CPI発表!9月利下げ観測強まるもドル円相場への影響は限定的

米労働省は8月14日、7月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。結果は前月比0.2%増(6月0.1%減)、前年同月比2.9%増(6月は3.0%増)という結果でした。前年同月比が3%を切ったのは、2021年3月以来のことです。インフレ沈静化の傾向が続いていることを示す結果となりました。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIについては、前月比0.2%増(6月0.1%増)、前年同月比3.2%上昇(6月は3.3%増)で、2021年4月以来の低水準となりました。

なお、今回の結果は市場の予想通りでした。

この結果を受け、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まりました。しかし、鈍化ペースが物足りないため、市場では0.50%の利下げの可能性を55%程度から40%程度まで低下しました。

7月CPIの結果を受け、利下げ観測が強まったため、CPI発表直後ドルは売られ、ドル円相場は146.58円まで下落しました。しかし、大幅利下げの観測が後退したため、ドル売りは限定的となり、市場は反発、147.58円まで戻しました。現在、ドル円相場1ドル147円半ばで推移しています。

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