米7月PPI発表!インフレ圧緩和を示す結果で9月の利下げ観測強まる

8月13日、米労働省は7月の卸売物価指数(PPI)を発表しました。結果は前月比:0.1%上昇、前年比:2.2%上昇でした。これは市場予想を下回る結果となりました。伸びは前月から鈍化し、インフレ圧力が緩やかになっていることを示す結果となりました。

財の価格が前月比0.6%上昇しました。2ヶ月連続で下落していましたが、7月は反転しました。サービス価格は前月比0.2%下落でした。これは今年に入って初めての低下です。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前月比で横ばい、前年比で2.4%上昇でした。前月比と前年比ともに市場予想を下回りました。

7月PPIはインフレ圧力が引き続き緩和していることを示しています。この結果を受け、市場では9月FOMCでの利下げ観測が強まっています。

7月PPIの結果を受け、米国債の長期金利は低下しました。これを受け、ドル売りが進みました。ドル円相場は現在、1ドル147円前半で推移しています。

本日、7月の消費者物価指数(CPI)の発表があります。7月PPIの結果もあり、本日のドル円相場は上値の重い様子見の展開が予想されます。

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