7月の米雇用統計発表!予想を下回る結果で円高進行 FRB利下げ観測強まる

2024年8月2日、7月の米雇用統計が発表されました。結果は予想を下回り、労働市場の減速を示す結果となり、米国経済の先行きに対する懸念を強め、金融市場に大きな影響を与えました。

具体的な結果は以下の通りです。

  • 非農業部門雇用者数: 前月比11.4万人増(予想17.5万人増)
  • 失業率: 4.3%(前月4.1%から上昇)
  • 時間当たり平均賃金: 前月比0.2%上昇、前年比3.6%上昇

前日8月1日には先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)と7月のISM製造業景気指数が発表されましたが、双方ともに労働市場の減速を示唆する結果でした。雇用統計はこの結果を強調するものとなりました。

雇用統計の結果を受け、米国経済の減速懸念が強まり、ソフトランディングからハードランディングへの懸念に変わりつつあります

また、市場では米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測が強まっています。Fedウォッチは、9月に0.5%ポイントの利下げが行われる確率を71%と予想しています。なお、雇用統計発表前は31%でした。

7月の米雇用統計の結果を受け、円高・ドル安が急速に進行、146円台に突入しました。現在はこの流れを受け、ドル円相場は145円台中盤で推移しています。

免責事項
トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。