お札の図柄は明治以降に活躍した文化人の中から選ばれます。この3名が選ばれた理由は財務省によると、「それぞれの分野で傑出した業績を残すとともに、長い時を経た現在でも私たちが課題としている新たな産業の育成、女性活躍、科学の発展といった面からも日本の近代化をリードし、大きく貢献し、三者ともに日々の生活に欠かせず、私たちが毎日のように手に取り、目にする紙幣の肖像としてふさわしい」としています。
新札には偽造防止のため、ストライプ型のホログラムという技術が採用されています。この技術は3Dで表現された肖像が回転するというもので、新札はこの技術を世界で初めて採用しました。
なお、新札が発行されると、「旧札は使えないの?」という疑問が出て来るかもしれません。もちろん、そんなことはありません。旧札は引き続き利用できますし、また金融機関で新札と交換できます。
しかし、注意が必要です。新札に絡んだ詐欺が増えています。
例えば、
- 銀行員を装った人から「紙幣の移行に伴って旧紙幣は使えなくなる。預けてもらえばすぐに新紙幣と交換する」と言われた
- 銀行員を装った人から「旧紙幣の流通量調査のため、一度預けてほしい」と言われた
- 「その新紙幣は偽札だ」と言われ、交換を求められた
さらには、新札に便乗して「新紙幣発行で銀行法が改正され、キャッシュカードも新しくする必要がある」とキャッシュカードを騙し取ろうとするケースもあります。
騙されないように、これだけは覚えておいてください。
新札が発行されも、旧札は使えます。
2つのデザインのお札で、しばらくは混乱するかもしれませんが、「そのお札は使えない」など、何かトラブルに遭ったら、鵜呑みにせず話を進めて解決しようとせず、銀行に直接問い合わせて真偽を確認しましょう。
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