米証券取引委員会（SEC）はフィデリティが申請したイーサリアム現物ETFの承認の延期を1月18日に発表しました。SECによると、「修正された規則変更案と提起された問題を検討に十分な時間を確保する必要があり、規則変更案を承認または不承認を決定するために、より長い期間を指定することが適切である」と判断しました。
SECは先日、ビットコイン現物ETFを承認しました。この勢いに乗り、「イーサリアム現物ETFも承認されるのでは？」と大きく期待されていました。
一部の市場関係者は今回のイーサリアム現物ETF承認の延期を予想していました。ブルームバーグのETFアナリストのジェームズ・セイファート氏は、「フィデリティの イーサリアムETF は延期された。完全に予想通りだ。私の見解では、本当に重要な日付は5月下旬だ」とX（旧Twitter）にポストしました。彼の言う5月というのは、最初に申請したハッシュデックスやヴァンエックのイーサリアム現物ETFの承認か非承認かを決める最終期限です。ビットコイン現物ETFも承認の決定が最終期限まで持ち越されたので、イーサリアム現物ETFも同じような展開になると予想しています。
一方、JPモルガンのアナリストのニコラオス・パニギルツォグロウ氏は、SECが5月までにイーサリアム現物ETFを承認する可能性を50％以下と見ています。その理由として、SECがイーサリアム現物ETFを承認するためにはイーサリアムを証券ではなく、ビットコインと同様にコモディティとして分類する必要があることを挙げています。
現在イーサリアムは、1ETH2400ドル台半ばで推移しています。
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