令和6年能登半島地震によるドル円相場への影響は?

1月1日、石川県能登地方でマグニチュード7.6の令和6年能登半島地震が起き、石川県と富山県の各地で大きな被害がありました。

令和6年能登半島地震を受け、本日(1月2日)のドル円相場は円高方向に動くと予想されます。その理由として、「日本企業や日本人投資家が保有する海外資産を円に替えて震災による損失を埋める」という思惑が投機筋にあり、大規模な円買いが仕掛けられる可能性があるからです。実際、過去2回の大地震、1995年の阪神淡路大震災と2011年の東日本大震災の時、円が急騰しました。

また、今年は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始、日銀のマイナス金利政策の解除を市場が予想しています。そのため、「2024年は日米金利差が縮小し、円高に動く」と予想するアナリストは少なくありません。

現在、ドル円相場は1ドル141円台で推移しており、令和6年能登半島地震の影響は見られません。

    なお、お正月の期間は市場参加者が少なく閑散としているので、相場が荒れやすいです。「地震の後で円高に動くかも!」と急いでエントリーしても、思わぬ展開になって、相場が逆方向に大きく動いて、大損するリスクもあります。そのため、トレードせずに様子を見たり、トレードする場合は資金管理をしっかりして、ちゃんとストップロス注文をして、損失を抑えましょう。

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