中国で謎の呼吸器疾患が急増中!

中国で呼吸器疾患の急増しています。世界保健機関(WHO)は11月22日、中国当局に対し詳細な情報の提供を要請しました。

中国国家衛生健康委員会によると、2023年10月から11月にかけて、中国全土で呼吸器疾患の患者数が前年同期比で約10%増加したとのことです。特に、小児の肺炎患者の増加が顕著で、11月だけでも前年同期比で約20%増加しました。

中国当局は、「ゼロコロナ政策解除の他、季節性インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症などの感染が拡大している」と説明しています。

特に、ゼロコロナ政策で感染拡大を防ぐ目的で、感染者の隔離や都市封鎖などの厳しい措置を取っていたため、前年は呼吸器疾患が少なかったですが、ゼロコロナ政策解除によって、人の移動が活発化した結果、呼吸器疾患の感染が拡大したと見られています。また、大気汚染や喫煙などの環境要因も呼吸器疾患のリスクを高めていると考えられています。

WHOは、中国当局に対し、呼吸器疾患の原因や感染経路の調査を強化するよう求めました。同時に、中国国民に対しては、手洗いやマスクの着用などの予防策を徹底するよう呼び掛けています。

中国の武漢市から広まった新型コロナウィルス(COVID-19)は世界中に広まり、パンデミックを起こし、世界経済を大きく停滞させたのは記憶に新しいです。また、2003年には重症急性呼吸器症候群(SARS)が中国から世界中に広まりました。こちらは新型コロナウィルスほど世界経済に悪影響は与えなかったものの、それでも世界経済が400億ドルの損失を被ったと言われています。

なお、呼吸器疾患の急増に関して、公衆衛生アドバイザーのブライアン・マクロスキー氏ブライアン・マクロスキー氏は、「現時点で分かっていることに基づいて、パニックボタンを押すつもりはない」と語っています。

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