米連邦準備制度理事会FRBは11月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くと発表しました。今回の利上げ見送りは9月に続いて2会合連続です。このことから市場関係者は2022年3月以来の利上げが最終局面に入ったと見ています。
利上げ見送りはとしては、主に2つの理由があります。
・インフレが落ち着きつつある。
・長期金利の上昇によって家計や企業の借り入れコストが増えて負担となっている。
パウエル議長は記者会見で、「経済成長が続き労働市場が再びひっ迫すれば、さらなる金融引き締めが正当化される可能性がある」と12月のFOMCで利上げの可能性を示唆しました。その一方で、引き締め局面が終わった可能性も認めています。そのため、金融政策が十分に景気を抑制しているかどうか、判断できかねている状況と言えます。
なお、市場関係者は12月のFOMCでも追加利上げは見送られると予想しています。10月31日、日本銀行による金融政策の運用の柔軟化などで一時1ドル151円台後半まで円安が進みました。しかし、追加利上げ見送りにより、1ドル150円後半に戻しました。また、11月1日、急激な円安を受け、財務省の神田真人財務官は「為替介入はスタンバイの状態にある」と述べました。ドル円相場は現在、150円台で動いています。
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